J-NETWORK
J-NETWORK(ジェイ・ネットワーク)は、日本のキックボクシング興行団体。1997年に設立され、2020年に活動停止。男子部門を「J-KICK」、女子部門を「J-GIRLS」と称していた。
| 略称 | J-NET |
|---|---|
| 本社所在地 |
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1−15−3 プリメーラ道玄坂619号 |
| 設立 | 1997年 |
| 法人番号 | 4011001073261 |
| 事業内容 |
キックボクシング大会の開催 選手のマネジメント、プロモーション |
J-NETWORK(ジェイ・ネットワーク)は、日本のキックボクシング興行団体。1997年に設立され、2020年に活動停止。男子部門を「J-KICK」、女子部門を「J-GIRLS」と称していた。
歴史
[編集]背景
[編集]極真カラテ創始者・大山倍達没後、国際空手道連盟 極真会館城西支部旧三軒茶屋分支部(責任者・大賀雅裕)・現極真会館(松井館長)城西世田谷東支部が元々の母体であり、この空手道場の大賀が「アクティブJ」としてキックボクシングに転向し、ジムを発足させた。
1989年から全日本キックボクシング連盟に加盟。全日本キックが倒産し、従来とは異なる執行部が連盟を率いた。アクティブJは1997年11月5日に連盟側に単独で後楽園ホールで11回の興行を開催したいという通知を送り、既に日程を抑えていた。これが全日本の規約に反していたことと、代表が理事会への参加勧告を無視したことで、11月9日に全日本キックを除名処分となった。
設立
[編集]アクティブJは単体の興行会社「J-NETWORK」を設立し、大賀が代表に就任。アクティブJの直営ジムであった4つのジムはそれぞれ「アクティブJ」「ファイティングアーツ」「ファクトポスビティ」「サバーイ町田ジム」としてJ-NETWORK加盟のジムとして活動していくこととなった[注 1]。
1997年12月21日に後楽園ホールで旗揚げ興行『J-プレステージ』を開催。この興行は全日本キックと対立していたニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)との対抗戦という形で行なわれ、J-NETWORK所属の小比類巻貴之とNJKFの王者である新田明臣の試合が行われた。全日本キック除名処分当時に対立していた勢力が全日本キックを脱退したことから全日本キックと関係を修復し、1998年11月以降全日本キックと全面的な交流を行っていく。また、シュートボクシングを含むさまざまな団体に選手を派遣した。2000年には女子プロレス団体であるJWP女子プロレスとの提携を開始。
男子プロを「J-KICK」、男子新鋭プロ(3勝以下の通算戦績が6戦以下)を「J-FIGHT」、女子プロを「J-GIRLS」、男女アマチュアを「J-GROW[注 2]」に分類。大会の模様はスカイ・A sports+にて『J-KICKキックボクシング』がレギュラー放送されていた。リングアナウンサーおよびJ-GIRLSスーパーバイザーを山本雅俊が務めていた。
活動停止
[編集]新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて2019年10月20日に開催した大会を最後に活動停止[1][2]。2020年4月にはニュージャパンキックボクシング連盟との対抗戦を含む大会の開催が決まっていたが、中止となった[1][2]。ジム運営も行っていたが、閉鎖売却した。
ルール
[編集]1ラウンド3分(J-GIRLSは2分)の3回戦で、タイトルマッチは5回戦、トーナメント戦は3ラウンドでラウンドマストシステムの延長戦ありとする「サバイバルマッチ1」ルールを採用。なお、「サバイバルマッチ1」ルールはスーパーファイトなどのワンマッチでも採用される場合がある[注 3]。スリーノックダウン制。
肘打ちは3回戦およびJ-GIRLSでは原則禁止、5回戦は有効、サバイバルマッチは原則有効。キャッチング(瞬間的な掴み)からの攻撃は1回のみ有効(足を掴んだまま歩く歩数は2歩まで)。J-GIRLSでは肘打ちに加えて首相撲、顔面への膝攻撃、相手を押す行為が禁止。偶然のバッティングにより試合続行不可能となった場合、そのラウンドも含めて判定に入る。審判員はJKBレフェリー協会より派遣されていた。
参加資格
[編集]J-NETWORK加盟ジムでは級位制を採用していた。毎月昇級審査を実施し、合格すると、5~1級と昇級。2級からアマチュア大会への参加が認められ、1級でプロテストの受験が認められる[注 4]。原則として2か月に1回、プロテストが行われ、合格するとJ-NETWORKプロ大会に参加する資格が得られた。
階級
[編集]J-KICK
[編集]J-GIRLS
[編集]王座
[編集]2000年にライト級とフェザー級の王座を創設し、7月31日に行われた王座決定戦で西山誠人、増田博正がそれぞれ王座を獲得。2002年10月にスーパーライト級、2003年7月にウェルター級、2007年6月にスーパーフライ級の王座がそれぞれ新設され、蔵満誠、SHIN、KENTがそれぞれ初代王座を獲得した。日本のキックボクシング団体では初めて他団体の選手でも王座に挑戦できる王座のフリー化を行った[要出典]。
2007年にキックボクシング団体では初となる[注 6]女子王座を設置し、ミニフライ級、フライ級、フェザー級、バンタム級の初代王者を争うトーナメントが開始。5月20日に各階級ごとの決勝戦が行なわれ、ミニフライ級でジェット・イズミ、フライ級でグレイシャア亜紀、バンタム級でせり、フェザー級で佐々木仁子がそれぞれ優勝し、王座を獲得。翌21日にはトーナメントの試合結果を元に作成したランキングを発表した[注 7]。2009年12月に女子アトム級王座が新設され、Little Tigerが初代王座を獲得した。
主な歴代王者
[編集]J-KICK
[編集]- 藤鬥嘩裟(2007年、フライ級)
- ウエンツ☆修一(2008年、スーパーフライ級)
- 闘魔(2010年、スーパーフライ級)
- 大﨑孔稀(2018年、スーパーフライ級)
- 牧裕三(2003年、バンタム級)
- 増田博正(2000年、フェザー級)
- 八神剣太(2014年、フェザー級)
- 木村天鮮(2008年、スーパーフェザー級)
- 西山誠人(2000年、ライト級)
- 梶原龍児(2006年、ライト級)
- 黒田アキヒロ(2008年、ライト級)
- 青津潤平(2010年、ライト級暫定王者)
- 前口太尊(2013年、ライト級)
- 喜入衆(2003年、スーパーライト級)
- 寒川慶一(2007年、スーパーライト級)
- 菅原勇介(2009年・2011年、スーパーライト級)[3]
- 大石駿介(2010年、スーパーライト級)
- 我龍真吾(2005年、ウェルター級)
- 北山高与志(2007年、ウェルター級)
- 笹谷淳(2010年、ウェルター級)
- “ブラックパンサー”ベイノア(2017年、ウェルター級)
- 廣野祐(2008年、スーパーウェルター級)
- 牧野智昭(2009年、スーパーウェルター級)
- 寒川直喜(2005年、ミドル級)
- 阿部大治(2014年、ライトヘビー級)
- 澤屋敷純一(2006年、ヘビー級)
- ファビアーノ・サイクロン(2007年、ヘビー級)
- シング・心・ジャディブ(2008年、ヘビー級)
- アレックス・ロバーツ(2017年、ヘビー級)
J-GIRLS
[編集]- 松下えみ(2016年、ピン級)
- Little Tiger(2009年、アトム級)
- 山田真子(2010年、アトム級)
- ジェット・イズミ(2007年、ミニフライ級)
- 田嶋はる(2008年、ミニフライ級)
- 神村エリカ(2009年、ミニフライ級)
- 安倍基江(2011年、ミニフライ級)
- MISAKI(2017年、ミニフライ級)
- 寺山日葵(2018年、ミニフライ級)
- グレイシャア亜紀(2007年・2009年、フライ級)
- ☆MIKA☆(2011年、フライ級)
- トモコSP(2012年、フライ級)
- 松田玲奈(2014年、フライ級)
- せり(2007年、バンタム級)
- シルビア・ラ・ノット(2008年、世界フライ級)
- ヨアナ・イェンジェイチック(2009年、世界フェザー級)
主な出場選手
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ なお、アクティブJ所属で全日本キックのバンタム級王者であった貝沼慶太はJ-NETWORKバンタム級王者の認定を受け、同ジムの会長に就任した[要出典]。
- ^ J-GROWでは、実力別でA、B、C、Dのリーグに分け、40 - 50歳対象のマスターDリーグも行った。ゴールドジムサウス東京アネックスの定期大会に加えて、年1回の間隔で「J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会」(A、Bのリーグ)を開催。
- ^ なお、3分4ラウンドとする「サバイバルマッチ2」ルールも存在した。
- ^ 受験できるのは16歳以上38歳未満。J-NETWORK以外のジムでも受験可であるが、J-NETWORK会員は1級以上を要していた。
- ^ ミドル級は2010年にスーパーウェルター級に統合。
- ^ 立ち技格闘技ではWWWAやシュートボクシングに次いで3番目[要出典]。
- ^ ジュニアクラスのランキングも発表した。
出典
[編集]- ^ a b “【J-NETWORK】半年ぶりのプロ大会4・12新宿FACE大会が中止に=新型コロナウイルスの影響”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年5月5日閲覧。
- ^ a b “【J-NETWORK】4.12新宿FACE大会が中止=新型コロナ影響”. eFight (2020年3月29日). 2025年5月5日閲覧。
- ^ “【J-NETWORK】菅原が大石にリベンジ&王座返り咲き!炎出丸が暫定王者に”. GBR. 2026年4月22日閲覧。