I am...
『I am...』(アイ・アム)は、日本の歌手・浜崎あゆみの4枚目のオリジナル・アルバム。2002年1月1日にavex traxより発売。
| 『I am...』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 浜崎あゆみ の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | 2002年1月1日 | |||
| 録音 | 2000年 - 2001年 | |||
| ジャンル | J-POP | |||
| 時間 | 71分00秒 (Secret Track除く) | |||
| レーベル | avex trax | |||
| プロデュース | MAX MATSUURA | |||
| チャート最高順位 | ||||
| ゴールドディスク | ||||
|
| ||||
| 浜崎あゆみ アルバム 年表 | ||||
| ||||
| 『I am...』収録のシングル | ||||
| ||||
『I am...』(アイ・アム)は、日本の歌手・浜崎あゆみの4枚目のオリジナル・アルバム。2002年1月1日にavex traxより発売。
背景と制作
[編集]2001年は、浜崎あゆみにとって表現者としての大きな転換期となった。前年末のシングル「M」よりCREA名義での自作曲発表を開始した。当初の作曲活動は、外部作家の楽曲と比較した上で採用を判断するという中立的な立場から開始されたものであったが[2] 作曲が「義務」や「責任」へと変わる中で、プロの作家ではない自分が楽曲を提供することに対し、聴き手への「申し訳なさ」や「自信のなさ」を抱えていたと回想している[3]。2001年前半の活動は精神的な疲弊が大きく、ベストアルバム『A BEST』発売前後には将来への展望を見失っていた[4]。そのため、同年開催のドームツアー最終日に引退するのではないかという風説についても、本人は当時の心境として「まるで間違ったウワサとは言い切れなかった」と肯定的な言及を残している[4]。だが、同年のドームツアー初日における負傷をきっかけに、完璧主義的な姿勢から、周囲のスタッフや演者との連帯を重視する方向へと心境の変化が生じた。この変化は楽曲制作にも反映され、同年末に発表された「Dearest」では、初めてD・A・I(長尾大)との共同作曲という形態をとった。孤独感や葛藤を綴ったそれまでの作風から、周囲への信頼や穏やかな心境を反映した表現へと移行し[5]、これらの過程が次作アルバム『I am...』の制作へと結実することとなった。
しかし、アルバムの制作に際して、浜崎は不安が大きかったと述べている[6]。直前のシングル「Dearest」の制作が非常に楽しかったことからアルバム制作にも期待を抱いていた一方で、スタッフ構成に変化が生じていた。総合プロデューサーは引き続き松浦勝人が務めたが、これまで歌録り、ミックス、マスタリングなど浜崎の音に関する全作業に深く関わり指揮をとっていたサウンド・プロデューサーの鈴木直人が本作では参加しなかった。この状況を受け、浜崎自身が「今度のアルバムは自分でやってみよう」と思ったことが制作の出発点となったと語っている[6]。
また、浜崎は制作においてこれまでとは大きく異なる制作環境を経験したと語っている。以前は「やらなきゃ」という強い責任感から一人でプレッシャーを抱え込み、身を削るような思いで制作に臨んでいたが、本作ではそのような孤独な負担を感じることはほとんどなかったという[7]。浜崎は、スタッフに対してこれまでのような「戦う」姿勢ではなく、責任を任せるときは任せ、頼りたいときは素直に頼るというスタンスを取ったと述べている[7]。特に、当時ディレクターとして務めたCMJKとマネージャーのtasukuが新たに参加したことで、制作現場の雰囲気が大きく変わり、「みんなで『なんとかなってる、いける、いける』と言い合える」ような和やかな関係が生まれたと振り返っている。浜崎は、これまでのようにサウンド・プロデューサーに対して「銃を向ける」ような緊張関係ではなく、互いに同じ方向を見て同じ感覚を共有しながら制作に取り組めたことが、本作の大きな特徴だったと語っている。また、曲のメロディーやアレンジが何度も変更されるなど、スタッフとの間で活発な意見交換と修正が繰り返された制作プロセスも、従来とは異なる点として挙げられている[8]。
曲作りの初期段階から作曲家たちと共同で作業を進めていたと浜崎は述べている[9]。これまでのように「こういう曲が欲しい」という明確なイメージを最初から持っていたわけではなく、作曲家たちと一緒に試行錯誤を繰り返す中で、徐々に作品の方向性が見えてきたと語っている[10]。
制作中、本人は歌詞がなかなか書けず苦労したと述べ、「生みの苦しみみたいなのは常に伴うし、もちろんこのアルバムをつくる時に もあった」としながらも、今回は「今までに比べると断然孤独ではなかった」と思って、「今まではさ”作品をつくる”=”私1人で自分と向き合って”みたいな、”スゴ ク孤独で地味な作業”だったんだけど、今回はそういう”陰に陰に”みた いなのがあんまりなかったし。だからスゴク楽しかったんだよね。なんか自 分自身全然ビリビリしなかったしね。いい意味で肩の力が抜けたラフな感じだったと思う」と述べている[11]。
アルバムのテーマについて、浜崎はこれまでのような明確なアイディアを最初に設定せず、制作期間の短さもあって、自身の表現したい音を形にすることから作業を始めたと語っている[11]。しかし、作業の途中で全体に統一感がないことに気づき大きな焦りを感じたという[11]。最終的に、アルバム最後に制作された「Naturally」のサビ部分にある「自由と孤独わけ合って」という歌詞を通じて、アルバム全体の根底に「自由と孤独を分け合う」という想いが一貫して存在していたことに気づいたと述べている。これにより、浜崎はこれまで抱えていた「求めながらも諦めていた」部分を手放し、「わかる人にだけわかればいい」という姿勢から「伝えても伝わらないなら伝わるまで叫ぶ」という積極的な表現姿勢へと変化したと振り返っている。また、アルバムタイトル『I am...』には、ありのままの自分をぶつけるという気持ちとともに[12]、「あなたは誰なのか?」「私は誰だろう?」という問いかけが込められており、作品を通じて自分の「顔」を残し、互いの本質を探るようなメッセージを込めたと説明している[11]。
リリース
[編集]オリジナルアルバムとしては前作『Duty』より、1年3か月ぶりとなる。本作において初めて浜崎本人がCREA名義で作曲を行った。
「Connected」と「Naturally」は後に海外でシングルとして発売された(日本では未発売)。
これまでにリリースされた3作のオリジナル・アルバムには、当該作品に従ったイメージとコンセプトとしてオープニングを飾るインストゥルメンタル曲を1曲目に配置していたが、書き下ろしリード曲を1曲目に配置するのはこのアルバムが初となった。
2025年12月6日、本作をアナログ盤で発売された[13]。
チャート成績
[編集]初動はオリジナルアルバムでは自身最高となる175万枚を突破。累計230万枚を売上げ、2002年のオリコン年間アルバムランキング2位を記録した。
批評
[編集]| 専門評論家によるレビュー | |
|---|---|
| レビュー・スコア | |
| 出典 | 評価 |
| CDジャーナル | 肯定的[14] |
CDジャーナルは、「『Dearest』『Endless sorrow』『UNITE!』『NEVER EVER』『ℳ』といった、大ヒット・シングル・ナンバーを収録した4thアルバム。女の子が唸りそうな説得力抜群の日本語にこだわった歌詞と力強いヴォーカルが光る。」と批評した[14]。
収録曲
[編集]| 全作詞: ayumi hamasaki(#2、#10を除く)。 | ||||
| # | タイトル | 作曲 | 編曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「I am...」 | CREA |
| 5:31 |
| 2. | 「opening Run」 | CMJK | CMJK | 0:57 |
| 3. | 「Connected」 | Ferry Corsten (system F) | Ferry Corsten | 3:21 |
| 4. | 「UNITE!」 | CREA | HΛL | 5:00 |
| 5. | 「evolution」 | CREA | HΛL | 4:42 |
| 6. | 「Naturally」 | CREA | CMJK | 4:17 |
| 7. | 「NEVER EVER」 | CREA | CHOKKAKU | 4:42 |
| 8. | 「still alone」 | CREA | CMJK | 5:56 |
| 9. | 「Daybreak」 | tasuku | 4:49 | |
| 10. | 「taskinlude」 | tasuku | tasuku | 1:20 |
| 11. | 「ℳ」 | CREA | HΛL | 4:29 |
| 12. | 「A Song is born」 | Tetsuya Komuro | Tetsuya Komuro | 6:18 |
| 13. | 「Dearest」 |
| Naoto Suzuki | 5:33 |
| 14. | 「no more words」 |
|
| 5:48 |
| 15. | 「Endless sorrow 〜gone with the wind ver.〜」 | CREA | CMJK | 8:17 |
| 15. | 「flower garden」(Secret Track) |
| ||
合計時間: | 71:00 | |||
楽曲解説
[編集]- I am...
- opening Run
- Connected
- フェリー・コーステンからの強い依頼により制作された楽曲で、浜崎あゆみは当初、このトランス調の強いシンセサウンドと自身の歌声が融合するかどうか不安を感じていたという[15]。しかし、コーステンから「どうしても書いてほしい」という熱烈なアプローチを受け、彼女は「フェリーに手紙」を書くような軽やかな気持ちで詞を書くことを決めた。詞では「ミツケテ」「ミツメテ」「ミサダメテ」といった似た響きの言葉を意図的に並べ、日本語の言葉遊びを大胆に取り入れた。また、歌詞の核となるメッセージとして、サビに「そう僕達はあらゆる全ての場所で繋がってるから」というフレーズを配置した。これには、楽曲を聴き、その歌詞の意味を理解しようと考えた瞬間に、聴く人と遠く離れた日本にいる浜崎自身が精神的に「繋がる」(Connected)という、メタ的なコンセプトが込められている[15]。
- UNITE!
- 23rdシングル。
- evolution
- 20thシングル。
- Naturally
- NEVER EVER
- 21stシングル。
- still alone
- 本作の制作過程について、浜崎は「Naturally」とは対照的に、歌詞の主題は明確であったもののサウンド面の構築において難航したと語っている[15]。本人は、歌詞の主題は明確であったものの、サウンド面の構築において難航したと述べている。「女性」ではなく「少女(女の子)」をテーマとした「かわいらしい楽曲」というコンセプトを掲げたが、編曲を担当したCMJKとの間でその具体的なニュアンスを共有する過程で試行錯誤が繰り返された。初期段階では「いかつい」印象の楽曲であったが、複数回の再考を経て、最終的には初期案とは大幅に異なる作風へと変化した。本作の中でも完成は「Naturally」と並んで最後期であり、締め切り直前まで調整が行われた[15]。
- Daybreak
- taskinlude
- インストゥルメンタル曲。
- ℳ
- 19thシングル。
- 前年にリリースされたベストアルバム「A BEST」でアルバム初収録となっていたが、今作にもそのまま再度収録された。
- A Song is born
- Dearest
- 24thシングル。
- no more words
- アルバムの最後を飾る楽曲であり、制作段階からラストに配置することが決められていた[15]。歌詞は一度完成したものを全面的に書き直しており、その理由はアルバム1曲目の「I am...」から本作に至るまでの流れの中で「十分に伝えたいことを言えた」という満足感に達したためである。浜崎は、これ以上に言葉を補うことは逆に伝えたいものを歪めてしまうと考え、あえて説明を削ぎ落とした結果、タイトル通りの「これ以上語る言葉はない」という境地に至ったと語っている[15]。
- 内容面では、人間の「悲哀」や、不器用な自分をありのままに受け入れる「青臭さ」をあえて描くことをテーマとしている[15]。「いつだって敗者でいたいんだ」といった強い言葉を、強がりや開き直りではなく、非常に素直な心境で歌唱したという。また、アルバム制作中に幾度も限界を感じながらも完遂させた自身の経験を背景に、「どんなに辛くても、それでも生きていくしかない」という生への覚悟が込められた楽曲となっている[15]。
- Endless sorrow 〜gone with the wind ver.〜
- 22ndシングルのアレンジ。
- ボーカルが新録音され、歌詞の一部が変更されている。
- flower garden
- 「Endless sorrow 〜gone with the wind ver.〜」終了後、無音を挟んで流れるシークレット・トラック。
タイアップ
[編集]※ は、本人出演によるもの。
- UNITE!
- キリンビバレッジ「サプリ」CMソング ※
- evolution
- コーセー「ヴィセ」CMソング ※
- アスミック・エース エンタテインメント配給映画『ヘルタースケルター』テーマソング(2012年公開)
- Naturally
- コーセー「ヴィセ」CMソング ※
- NEVER EVER
- キリンビバレッジ「サプリ」CMソング ※
- still alone
- たかの友梨ビューティクリニック CMソング[注釈 1] ※
- ℳ
- ツーカーセルラー東京・東海 CMソング ※
- Dearest
- アニメ『犬夜叉』エンディングテーマ
- ツーカー 2001年 CMソング ※
- no more words
- アニメ映画『犬夜叉 時代を越える想い』主題歌
その他の収録アルバム(シングル曲除く)
[編集]- Connected
- 『Cyber TRANCE presents ayu trance 2』(Ferry Corsten / system F mix)
- A Song is born
- no more words
- 『ANIME & GAME SELECTION』
- 『BEST OF INUYASHA 百花繚乱 -犬夜叉テーマ全集-』(テレビアニメ『犬夜叉』のベストアルバム)
- 『犬夜叉 ベストソング ヒストリー』(テレビアニメ『犬夜叉』のベストアルバム)
収録ライブ映像(シングル曲除く)
[編集]- I am...
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2002 A』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2009-2010 A 〜Future Classics〜』
- 『ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017 2018.2.20 Okinawa Convention Center』(TROUBLE)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2022-2023 A ~Remember you~』(ayumi hamasaki 25th Anniversary LIVE)
- opening Run
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2001-2002 A』(ayumi hamasaki COMPLETE LIVE BOX A)
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2002 A』
- Connected
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2001-2002 A』(ayumi hamasaki COMPLETE LIVE BOX A)
- 『ayumi hamasaki PREMIUM SHOWCASE 〜Feel the love〜』
- Naturally
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2002 A』
- 『ayumi hamasaki PREMIUM COUNTDOWN LIVE 2008-2009 A』
- A Song is born
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2001-2002 A』(ayumi hamasaki COMPLETE LIVE BOX A)
- 『ayumi hamasaki STADIUM TOUR 2002 A』
- 『ayumi hamasaki 〜POWER of MUSIC〜 2011 A LIMITED EDITION』(アレンジは『MY STORY Classical』仕様)
- 『ayumi hamasaki BEST LIVE BOX A』(A BEST 2 -WHITE- TRACK LIST LIVE)
- 『ayumi hamasaki MUSIC for LIFE 〜return〜』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 ~POWER of MUSIC 20th Anniversary~』(ayumi hamasaki UNRELEASED LIVE BOX A)
- no more words
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2002 A』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2023-2024 A ~A COMPLETE 25~』
- Endless sorrow 〜gone with the wind ver.〜
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2001-2002 A』(ayumi hamasaki COMPLETE LIVE BOX A)
- flower garden
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2002 A』
- 『ayumi hamasaki STADIUM TOUR 2002 A』
- 『A museum 〜30th single collection live〜』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2003-2004 A』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2004-2005 A』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2005 A 〜MY STORY〜』
- 『a-nation'05 BEST HIT LIVE』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2005-2006 A』
- 『ayumi hamasaki BEST of COUNTDOWN LIVE 2006-2007 A』(A BEST 2 -WHITE-)
- 『ayumi hamasaki PREMIUM COUNTDOWN LIVE 2008-2009 A』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2010-2011 A 〜do it again〜』
- 『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2016 A 〜M(A)DE IN JAPAN〜』
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2019-2020 〜Promised Land〜 A』(メドレー)
- 『ayumi hamasaki TROUBLE TOUR 2020 A 〜サイゴノトラブル〜 FINAL』(メドレー)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2022-2023 A ~Remember you~』(ayumi hamasaki 25th Anniversary LIVE) (メドレー)
参加ミュージシャン
[編集]- tasuku
- Keyboards, Programming & Guitars (#1.9.10)
- Bass (#9)
- KIKU:Guitars (#1.8)
- 小野田清文:Bass (#1)
- CMJK:Keyboards, Programming & Guitars (#2.6.8.15)
- HΛL:Keyboards & Programming (#4.5.11)
- 秋元直也:Guitars (#4.5.11)
- 菊池正:Fundamental Track Making (#4)
- CHOKKAKU:Keyboards, Programming & Guitars (#7)
- 小室哲哉:All Instruments (#12)
- 鈴木直人:Keyboards (#13.14)
- 飯田高広:Programming (#13.14)
- 林部直樹:Guitars (#13.14)
- 広谷順子:Background Vocal (#13)
チャートと売上
[編集]認定とセールス
[編集]| 国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
|---|---|---|
| 日本 (RIAJ)[17] フィジカルCD |
3× ミリオン | 2,300,000 枚[16] |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 実際に流れてた音源では、キーが異なる。
出典
[編集]- ^ a b “I am...|浜崎あゆみ”. ORICON STYLE. オリコン. 2016年6月7日閲覧。
- ^ 陸井英保 (2001年4月). “浜崎あゆみインタビュー”. ミュージック・クリエイター (日本: ドレミ楽譜出版社) (2001年4-5月号). "「なんか全然全部自分でやろうっていう気があったワケでも、なかったワケでもないっていうか。そんなに何も考えてなかった。ただいつものように、「M」のときも曲を集めて何十曲もMDでいたんだけど、その中にピンとくるものがながったっていうだけで。もちろん事前にこういうものをって伝えてはいたんだけど、どこかこう違ったふうに上がってきちゃってて。今思えば、”あぁ、もう自分でやっちゃった方が早いのかな”というのがあったかもしれないんだけど、うん、だからそんな”ヤルソ!”って感じは全然なかった」"
- ^ 田村添一郎 (2001年9月). “浜崎あゆみインタビュー”. WHAT's IN? (日本: ドレミ楽譜出版社) (2001年10月号). "「不安もそのひとつだけど、もっと言うなら苦しかったし、すごくごめんなさいって気持ちで作ってたんですよね。」「作曲を始めた「M」のころは、楽しかったし、だけど。だんだん “曲を書いて当然” になっていって。最初は純粋に、例えば次作のシングルの候補曲10曲の中のひとつとして書き始めたのに。……候補のひとつから、ほかに選択の余地はない、毎回必ず書くようになって。義務になれば、責任も当然大きくなっていく。しかもayuは “よし、これだ!” じゃなく、“これでいいのかな?” って迷いながら書いてるから。迷って曲を書いたら、調もどこか不安が出てきて。レコーディングでも “今日はこの音録ります!” と胸を張ってみんなに言えないし。買ってくれるみんなは、仕事してお金貯めて買ってくれるのに、ayu自身が “これで大丈夫かな” と思ってる部分に共感や愛情を感じてくれてるかもしれない。なのに、自分自身が自信を持てないなんて。ほとんどみんなに “ごめんなさい” って。」"
- ^ a b 田村添一郎 (2001年9月). “浜崎あゆみインタビュー”. WHAT's IN? (日本: ドレミ楽譜出版社) (2001年10月号). "「“A BEST”をリリースした頃は、先が見えない状態で、でも走り続けていけないような気持ちで。その気持ちを吐き出すように “Endless sorrow” までのシングルをリリースしていって。 “ドーム・ツアーの最終日に引退宣言するんじゃないか?” なんてウワサもあったけど、まるで間違ったウワサとは言い切れなくて。本当にそれくらいの気持ちで曲を作って歌ってきたから……続いていくれた人たちには申し訳ないんだけど、とにかく必死だったし、「NEVER EVER」や「Endless sorrow」を、何を思い曲を書き、どうレコーディングしたか覚えてないんですよ。」"
- ^ 田村添一郎 (2001年9月). “浜崎あゆみインタビュー”. WHAT's IN? (日本: ドレミ楽譜出版社) (2001年10月号). "「---いちいち善悪で判断するもんじゃない。曲を聴いた人が好きか、嫌いか、がすべてで。愛し続けてる人にとって、その曲を作った本人が “だってayu自信ないもん” っていうのは、すごくショックなわけだし。 ayu:「そう思うようになった。で、ドーム・ツアーのときに、初めて “あ、いい曲かも” と思えた(笑)。実は、曲作りも、歌うことも、全部が楽しくてしょうがないんですよね。「Dearest」の曲作りも、すごく楽しかった。」 ---「Dearest」は優しい歌声の曲になりましたよね。 ayu:「やっぱり曲の雰囲気と、自分自身の今の心境と、自分が立ってる環境が、こういう優しい歌にしたんだと思う。曲を共作したことも、もちろん大きいし。」"
- ^ a b 田村浩一郎 (2001年12月). “浜崎あゆみインタビュー「今、私が一番伝えたいのが『I am...」なんですよね もし伝わらなくても、いつか伝わるまで、伝え続けていきたい」”. CD HITS (日本: 学習研究社) (2002年1月号). "「あ、うん。ずっと、"やらなきゃ"って。ひとりで抱え込んで、身を削るような思いで毎回作ってきたけど」"
- ^ a b 田村浩一郎 (2001年12月). “浜崎あゆみインタビュー「今、私が一番伝えたいのが『I am...」なんですよね もし伝わらなくても、いつか伝わるまで、伝え続けていきたい」”. CD HITS (日本: 学習研究社) (2002年1月号): 19ページ目. "「みんなで『なんとかなってる、いける、いける』って言い合って(笑)。これまでと全然違ってた。"アルバム作らなければ……"っていうプレッシャーを、ほとんど感じなかったんですよね。言い方が難しいんだけど、以前は、私はサウンド・プロデューサーに対して銃を向けてたというか。制作現場では常に戦ってたんですよ」「私は戦い抜いている気持ちだったんですよね。もちろん挑み続けてきたのは、サウンド・プロデューサーに絶対的な信頼を抱いていたからこそなんだけど。でも、信頼が、知らず知らずのうちに、甘えや妥協のようなものも生んでた気がするんですよね。私自身も含めて、みんな自分が動こうとする気持ちが薄れてたような。」"
- ^ 田村浩一郎 (2001年12月). “浜崎あゆみインタビュー「今、私が一番伝えたいのが『I am...」なんですよね もし伝わらなくても、いつか伝わるまで、伝え続けていきたい」”. CD HITS (日本: 学習研究社) (2002年1月号): 19ページ目. "「あの頃のディレクターの人も、これまで率先して意見を出すことは、あまりなかったんだけど、今回はすごくいろんな提案をしてくれて。あと、あゆのマネージャーのひとりが、サウンド面を指揮してるんだけど、ふたりの存在は、ほんとに大きかった。みんな、すごく音楽的な知識を持ってるわけでも、長い経験や多くの経験を積んできた人間でもない。でも、確かにみんなの中に同じ部分や感覚を、共通のものを感じられる。私は彼らに銃を突きつけてないし、彼らも銃を突きつけてこない。同じものを見てるみんなが集まって、何かを作りたかった」あとね、さっき話したディレクターがCMJKさんと、マネージャーがtasukuさんと、今回から一緒に制作するようになったふたりを、最初に私に紹介してくれたんだけど、CMJKさん、tasukuさん、それにD・A・I君の3人って、すごく似た雰囲気を感じるんですよ。あゆは。どこかフワッとしてて。でも、作業してて『これは俺のやることじゃない。はい、自分でやってください』みたいな感じで(笑)」「あゆからも注文や要望いっぱい出したけど、逆に、あゆにも同じくらいの注文や要望が返ってきたし。何度も直して、100回くらいメロディーが変わった曲もあるし(笑)。あちこち書き直して、アレンジが100回くらい変わった曲もあるし」"
- ^ 田村浩一郎 (2001年12月). “浜崎あゆみインタビュー「今、私が一番伝えたいのが『I am...」なんですよね もし伝わらなくても、いつか伝わるまで、伝え続けていきたい」”. CD HITS (日本: 学習研究社) (2002年1月号): 19ページ目. "「今回の曲作りのスタートから、それぞれの作曲者たちと共同で曲を作っていったんだけど。」"
- ^ 田村浩一郎 (2001年12月). “浜崎あゆみインタビュー「今、私が一番伝えたいのが『I am...」なんですよね もし伝わらなくても、いつか伝わるまで、伝え続けていきたい」”. CD HITS (日本: 学習研究社) (2002年1月号): 19ページ目. "―――最初から「こういう曲がほしい」と明確に見えてたわけじゃなくて? 「最初は見えてなかった。作業をしていくうちに、探していく過程でだんだん見えてきたから」 ―――だから、こういうアルバムを作れたのかもしれないですね。 「あぁ、うん。もし最初から書きたいテーマを持ってたら、こういう歌詞は書けなかったかも」"
- ^ a b c d Kazuki Okabe. “浜崎あゆみ『I am...』インタビュー”. TeamAyu Magazine Vol.3 (日本: 株式会社ハウディ・インターナショナル) (2001年12月号) 2026年4月17日閲覧。.
- ^ 田村浩一郎 (2001年12月). “浜崎あゆみインタビュー「今、私が一番伝えたいのが『I am...」なんですよね もし伝わらなくても、いつか伝わるまで、伝え続けていきたい」”. CD HITS (日本: 学習研究社) (2002年1月号): 19ページ目. "「いわゆる"浜崎あゆみ"と呼ばれてる自分も、今回はちゃんと描きたかった。」"
- ^ “浜崎あゆみ、最新シングル「mimosa」と初期名盤アルバム6作をアナログリリース”. BARKS (2025年8月20日). 2026年4月14日閲覧。
- ^ a b “浜崎あゆみ / I am...”. CDジャーナル. 2020年8月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “浜崎あゆみ『I am...』楽曲解説”. beatfreak (日本: エイベックス) (2002年1月号). (2001年12月).
- ^ a b “オリコンランキング情報サービス「you大樹」(要会員登録)”. オリコン. 2026年4月7日閲覧。
- ^ 「Japanese album certifications – 浜崎あゆみ – I am...」日本レコード協会。2026年4月17日閲覧。 Select 2002年1月 on the drop-down menu